北有馬中学校でリスボンとの中継授業!

 

    

戦国時代のルネサンス!北有馬中学校で郷土史学習授業

初めて見るポルトガルに興味津々の中学生

430年前のセミナリヨの生徒と同年代の中学生が現代のポルトガルを学ぶ

430年前の郷土史を使って国際交流を学ぶ

 日本が戦国時代、南蛮文化が栄えた長崎県南島原市の北有馬中学校で10月25日(火)にポルトガルとのライブ中継による授業を行いました。
 地元、南島原の素材は日本で初めてルネサンスの文化を学んだセミナリヨ、日本初のヨーロッパ派遣団「天正遣欧少年使節」派遣、南蛮貿易やキリシタン大名有馬氏など豊富です。今回は特に日本との関係が深かったポルトガルにスポットを当てリスボンとのライブ中継による郷土史学習を実施しました。

 今回で6時間目を迎えた授業は少年使節も食べた南蛮船積載の保存食の試食、少年使節が豊臣秀吉に演奏した西洋音楽再現も盛り込み、食べて、聞いて、現地を見て430年前をイメージする形式をとりました。

 日本の西の果ての小さな町の郷土史から一挙に国際交流へ展開ができるのも430年前、いち早く世界に目を向けていた有馬の住民たちのおかげ。歴史は資産であり未来に活用できることを学び、さらに生徒たちが世界に目を向けるきっかけとなった郷土学習の時間でした。

北有馬中学校の郷土史学習の時間の6時間目はリスボンとの中継授業。1580年4月、日本で初めて創立されたイエズス会の中等教育機関「有馬のセミナリヨ」が置かれた北有馬町にセミナリヨの生徒と同年代の中学生がポルトガルについて学びました。インターネットでモニターに投影。画像・音声とも鮮明に送られてきました。

                                                                    

 中継の協力者はリスボン在住の田中紅子さん(左側)と南島原市出身の留学生高木理世さん(右側)。高木さんは2013年の南島原市平成遣欧使節としてイタリアへ派遣されました。自らの体験談をリスボンから後輩の中学生たちに伝えました。

 

再現された保存食「びすこうと」を試食する生徒たち。結構、硬かったのですが噛みしめていくと程よい味わいでした。

生徒がポルトガルとの交流に関する12項目を質問しリアルタイムで回答を受けました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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