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煙硝蔵跡

南蛮貿易で輸入した火薬の材料

硝石の保管庫「煙硝蔵跡」

煙硝蔵跡

 約400年前の有馬氏の時代、海外との交易で輸入した硝石を保管した蔵の跡。町道工事の折に大部分を掘削されましたが、わずかに蔵の奥壁の一部が残っています。湿気を防ぐため漆喰を塗り施した洞穴の最先端部です。

 硝石は鉄砲が伝来して以来、不可欠となった火薬の材料の一つで、日本ではほとんど産出しないことから、戦国大名は競って海外との貿易に走りました。

大陸に近いという地の利を生かした有馬氏は、口之津港から多くの船団を派遣し、巨額の富を得ていました。

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ポルトガル人たちが

もたらした火薬の材料


 

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